こんにちは!せこかんくんです。
今回は、一級建築士製図試験の計画の記述対策について書きます。
計画の記述については、自分の計画したプランによって変わってくるので丸覚えしてもあまり意味はないですが文章の書き方や内容については参考になると思います。
施設の入退館管理の計画について配慮したこと
受付は、視認性が高くアクセスしやすい位置にするため、主出入口の正面に配置した。入退館管理がしやすいように、受付から見える位置にエレベーター及び階段を配置した。
(室名)を多くの人が利用することを踏まえて配置や動線計画の空間構成について考慮したこと
多くの人が分かりやすく、アクセスしやすいように、(課題条件に合わせて)幅員の広い道路、駅、交差点側に配置するように計画した。広い空間を確保できるエントランスホールに面して配置して出入り口を2箇所設けた。
建築物のゾーニング計画について考慮したこと
建物全体のゾーニングが直感的にわかりやすく、利用しやすいように、エントランスホールを中央に配置して◯側に管理ゾーンをまとめる計画とした。利用形態に応じたゾーニングとするため2階は◯◯部門、3階は◯◯部門をそれぞれ階別にまとめて配置する計画とした。
建築物のアプローチ計画及び内部動線計画について考慮したこと
アプローチ計画
主出入口は、多くの人が安全に利用できるように、歩道付道路側に設けた。車椅子使用者用駐車場は、建物までのアプローチが短くなるように出入口に近い位置に配置した。
内部動線計画
動線の基点となるホールは、各室への動線が短くなるように、各階の建物中央に配置した。不特定多数が利用するため、利用者用の階段はバリアフリー法の誘導基準を満たす計画とした。
施設の機能構成、配置、動線計画についてユニバーサルデザインの観点から配慮したこと
階段及び廊下は、移動時の安全性が確保できるように、バリアフリー法の円滑化誘導基準を満たす計画とした。
施設管理者の目が行き届きやすいように、扉や廊下の間仕切りの一部には強化ガラスを使用する計画とした。見通しの良い空間とするため、間仕切壁の腰壁部の高さは90cmとした。
ピクトグラムによる案内図を設け、車椅子使用者でも見やすい1200mmの高さに配置した。
建物の中は、車椅子やベビーカーが通れるように段差のない計画とした。
公共のトイレは蛇口に触れずに衛生的に手が洗えるようにセンサー式蛇口を設置した。
【法規】防火区画をどのように区画形成したかについて
・面積区画は、1,500㎡以内ごとに形成して階毎で水平に区画する計画とした。
・吹き抜け、階段及びエレベーターの竪穴区画は防火設備で計画し、壁は1時間耐火構造、開口部は特定防火設備とした。
多くの人が利用する場所(公共建築物等)については、防火設備で足りるが、開口部を特定防火設備とした。
住戸の隣室への遮音について配慮したこと
隣り合う住戸に音が漏れないように、厚さ200mmのコンクリートの壁を採用した。
室間音圧レベル差が遮音等級D-50を確保できるように考慮した。
下階への遮音は、重量床衝撃音に対しては、△LH-50相当となるようコンクリートスラブ厚さを200mmとした。
軽量床衝撃音に対しては、床仕上げ材を△LL-45の遮音フローリングとした。
以上が計画の要点の記述になります。少しでも参考になれば幸いです。
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