こんにちは!せこかんくんです。
今回は、足場担当をした時にぶち当たる足場の拾い方について説明します。
どんな種類があるのか?
仮設足場材には、
単管足場、くさび式足場、枠組足場、吊り足場、次世代足場等があります。足元にキャスターを付けるローリング足場も便利でよく使用されます。
使い勝手の良いおすすめの足場材
私がおすすめするのは、次世代足場のダーウィンです。
あくまで個人的な好みなので、それぞれ良さがあるとは思います。
ダーウィンをおすすめする理由は、
- かさばらない
- 軽い
- 足場の中を歩いてても頭をぶつけない
- 作業床の高さを調整しやすい
- 組み方が簡単でわかりやすい
特に、内装仕上げ工事をしていると足場が必要になる場面があります。
材料がかさばらないので搬入、搬出でエレベーターに乗せやすい!
部材が細かく分かれており、かさばるものが無いため仮設エレベーター、本設エレベーターに乗せやすいです。そのため、搬入・搬出の作業がスムーズになります。
くさび式よりダーウィンをおすすめしているのは、
オートロック方式でしっかりと固定される。
出隅のコーナー部のアンチの段差ができない。(くさび式の場合、段差ができてしまう時があります。)
足場材どうやって拾うの?足場材の拾い方
足場材を拾うことは、現場監督をはじめてからぶち当たる壁の一つだと思います。
材料は、足場屋さんの職長さん等が拾ってくれることもあると思いますが、足場を拾えるくらい理解していないと、自分でどのような足場を計画するかあいまいになってしまいます。
足場材を拾う時は、まず図面を書くところからです。足場を組立てるということは、そこで作業をする人がいます。
作業する方の作業姿勢、作業のしやすさを考えてどのような足場にするのかを決めます。
躯体工事をやってる時に、建屋の内部で組む場合は内装の仕上げも意識して先の工事でも使えるようにすると、しっかりと考えられた足場だと感じます。
使用する材料として基本的には、鉛直材、水平材、先行手摺、階段、巾木、布板です。
ダーウィンのカタログは下記参照してください。
https://www.nrg.co.jp/nikkenlease/wp-content/uploads/2021/06/kasetsushizai_catalog.pdf(余談ですが、布板をアンチ、アンチというので初めて聞いた時はみんな何を言ってるんだと思っていました。)
その他上記に付属するものです。
ある程度材料が揃っていれば足場はできます。
簡単にですが、下写真足場の説明をします。

・ジャッキベース6個、コッパ6個
・支柱2700 6本
・先行手摺 4本
・900水平つなぎ 10本
・1800の水平つなぎ 12本
・幅木1800 3個
・妻側幅木900 2個
・階段 1個、階段手摺、階段幅木
・階段部分400アンチ
・1800アンチ 1枚
・1800ハーフアンチ1枚
足場材を発注する際の注意点があります。
900枠で、階段を入れた部分にハーフアンチを入れてることがあります。
もし、作業床として使用するのであれば、400mm必要になります。ハーフアンチでは作業床として認められないため400mmのアンチを設置する必要があります。ハーフアンチはNGです。
足場を組立てる際、はじめに2700の支柱を入れる理由としては、先行手摺をして安全な作業床をつくるためです。3600の支柱からはじめてしまうと、足場を組立する際にダーウィンの特徴を活かせず危ない作業姿勢で組み立てる事になってしまいます。(安全帯を掛けるのが厳しくなります。)
初めて足場を拾った時は、ミスしてあたりまえだと思います。職人さんに怒られる事もあると思いますが、勉強できる良い機会だと思いましょう。(同じミスはしないようにしましょう。)
ジャッキベースや敷角(コッパ)、巾木、壁繋ぎは忘れがちなのでしっかりと確認しましょう。妻側巾木も忘れがちです。
綺麗に、余りもほとんどなく足場を拾いたいものですが、なかなか難しいです。
何度も失敗して、何が足りなかったのか、多かったのか、作業床の高さはベストだったのか、を考えて次に生かしていくことがとても大切です。
作業する作業員の方が、安全な作業姿勢で必要な場所にある事が大切です。
少しでも参考になれば幸いです。
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