【一級・製図】設備(1)の記述対策

1級建築士

こんにちは!せこかんくんです。

今回は、近年の製図試験において注目されている設備の記述参考例を紹介します。

設備は苦手な方も多いと思いますので理解できるように対策をしましょう。

屋上に設置する設備において計画上配慮したこと

  • 屈曲の少ない配管ルートとなるように、はと小屋は設備シャフトの直上に計画した。
  • 周囲に安全な点検スペースを確保するために、各設備機器は相互に十分な離隔距離を確保して配置した。
  • 各設備機器は配管長が短くなるように、はと小屋に近接して配置をした。

排水管の維持管理・漏水防止対策について計画上配慮すること

  • 逆流防止のため1階と2階以上の排水系統は分ける。
  • PSは水廻りの近くに設けて、横引きが短くなるようにする。
  • 最上階の便所等にPSを設ける事で、通気管や屋上への給水に配慮した。

EPSの計画で配慮したこと

  • 屈曲の少ない幹線ルートとするために、各階同位置にEPSを計画した。
  • 機器や配線の維持管理が行いやすいように、共用廊下に面してEPSを計画した。

設備スペース及び設備シャフトの計画について配慮したこと

  • 電気室は機器の搬入がしやすく、日常のメンテナンスが容易な1階に設け、EPSは点検しやすいよう共用部分に設けた。
  • 空調用屋外機はメンテナンスに配慮して屋上に設けて各階の室内機と空調用PSを介して計画した。
  • 設備シャフトは各階同位置に計画して、施工性、事故防止に配慮した。

帰宅困難者の一時滞在に必要な給排水衛生設備、その他の計画について配慮したこと

  • 配管の破損による漏水防止用の緊急遮断弁を設置することに加えて、直接給水可能な非常用給水栓を計画することで受水槽の水を使用できるようにした。
  • 防災備蓄倉庫を外部に面して計画する事で非常時に利用しやすい計画とした。

貸事務室の照明計画で配慮したこと

  • 照明器具のスパンを3m間隔のライン照明とすることで、レイアウトをしやすく、照度分布が均等になるように計画した。

コロナウイルス等の感染症対策について、換気設備において考慮したこと

  • 新鮮空気を大量に導入することで汚染物質を希釈するとともに、室内を正圧に保ち隣室等からのウイルス等の侵入を防ぐため、換気設備には外気処理空調機を採用した。
  • 換気回数は通常時の1.5倍とすることで空気の入れ替えを促進し、空気感染を抑制した。
  • フィルターには、殺菌力の高い銅イオンによる抗菌フィルターを使用した。

多目的ホールなどの大空間の空調用吹き出し口の設置位置とその理由、配慮したこと

  • 空冷式ヒートポンプパッケージ方式床置きダクト接続型を採用したことにより、機器前面に吸込口があるため、吹き出し口は天井に設置した。
  • 吹き出し能力が高く、機器のメンテナンスがしやすいことを考慮して計画した。

以上が設備に関する要点記述でした。これからも設備に限らず投稿していきますのでスキマ時間などを活用して覚えていきましょう。

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