こんにちは!せこかんくんです。
今回は、冬の寒い時期における仕上げ工事の注意点について書いていきます。
冬の寒い時期の施工対策について
施工を行わない、採暖を行い温度環境を整える。当たり前すぎて参考にならないかもしれませんが、これくらいしか対策はないと思います。
施工において注意する作業
- 接着剤を使用するもの
- 溶剤が含まれるもの
- 湿式を用いるもの
躯体工事では、コンクリートに注意することがありますが、仕上げ工事でも気温には十分に注意が必要になります。仕様書にも記載がありますので内容の理解をしてすぐに確認できるようにしましょう。
施工時の気温に関する基準(工種)
- 発泡ウレタン
- ロックウール吹付
- フローリング
- 塗床
- モルタル塗り
- モルタル張り
- セルフレベリング
- 仕上塗材ープラスター
- カーペットー接着剤
- ボード張ー接着剤
- クロスーのり、接着材
- 塗装ー塗膜、溶剤
- 高分子床材ー接着剤
- タイル接着剤張り
- 湿式取付
- シート防水ープライマー、接着剤
- アスファルト防水
- ALCー目地モル
- ブロック積ー充填モルタル
- シーリングープライマー、充填
かなりの工種の多さに驚く方もいると思いますが、仕上げ工事でも注意すべき作業は多いです。
公共工事標準仕様書では5℃以下、5℃未満の項目が多くJASSでは、モルタル張りは3℃以下になっています。
(参考までに2024年 東京での日最低気温平均は、
1月ー2.9℃、2月ー4.1℃、3月ー5.1℃、12月ー3.8℃となっています。(気象庁))
施工中、日が出ていることが多いと思うので気温がそこまで下がらない場合もありますが、夜間から朝方にかけては気温が著しく低下することもあるので天気予報もよく確認しておきましょう。
場合によっては、ジェットヒーターを使用することもあります。
火気を使用する際は、材料や溶剤への引火が考えられますので火災防止対策を行う必要があります。
また、室内などの密閉空間では一酸化炭素中毒の恐れも考えられますので、送風機等を活用して安全対策もしっかりと行いましょう。
仕上げたものや材料に温風等の風を直接当ててしまうと変形、変質、接着不良、硬化不良になる可能性も十分に考えられますので局所的に温めたりはしないようにしましょう。
躯体工事、仕上げ工事の他に外構工事では、アスファルト舗装、コンクリート舗装、側溝などの作業にも注意が必要です。外構工事では採暖することも難しいため躯体工事と同様に施工範囲の検討や施工中止も視野に入れて作業計画や判断をしましょう。
実際に気温が低いときに、モルタルやコンクリートを施工して施工不良になってしまいやり直しした経験がありますが安易に判断して施工をしてしまうことを反省しました、、、少しでも参考になれば幸いです。
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