現場監督が取得するといい資格7選 おすすめ

豆知識

こんにちは!せこかんくんです。

今回は現場監督をするうえで取得するといい資格を7選紹介します。

1級建築施工管理技士

まずは、なんといっても一級施工管理技士です。

一級建築施工管理技士がいる建築業者は、経営事項審査において、1人当たり5点が加算されます。この点数は自治体などが発注する公共工事を受注する際の評価の基準になるため有資格者の人数が重要になります。

また、一級建築施工管理技士を取得する事で、監理技術者になることができます。

施工管理をする上では、発注者や設計者からの信頼にも繋がるので必須とも言える資格です。

第一次試験は令和6年度に受験資格の改訂があり、試験実施年度の末時点で19歳以上であれば受験する事ができるようになりました。早いうちからチャレンジしてみましょう。

監理技術者

監理技術者とは、建設現場の技術上の管理を司る責任者で、外注総額4,500万円以上(建築一式工事なら7,000万円以上)の元請工事を受注する業者は、現場に配置する必要があります。

工事をする上では必要な人材になります。

一級建築施工管理技士を取得すれば講習を受ければ監理技術者になれるため一級建築施工管理技士と合わせて取得しましょう。

石綿作業主任者

建物の解体工事や改修工事をする際には、石綿を使用した建物が多く残っているため『石綿作業主任者』が必要になってきます。石綿は、さまざまな用途で広く使用されていたため解体、改修工事では必須とも言える資格です。

石綿について覚えておくといい事は、

1975年に、石綿含有率が重量の5%を超える吹付け作業が禁止された』

1995年に、石綿含有率が重量の1%を超える吹付け作業が禁止された』

2006年に、アスベスト含有率が0.1%を超えるものの製造、輸入、譲渡、提供、使用が全面禁止された』

2006年という数字は必ず覚えておきましょう。

以上の事を覚えておくと建物がいつ竣工したかが分かれば石綿の有無の判断がしやすくなります。

また、石綿作業主任者は国家資格になるので是非取得することをおすすめします。

一般石綿含有建材調査者

石綿を含む可能性がある建物は約280万棟と推計されており、解体のピークは2028年前後とされています。

2023年10月1日より、事前調査の調査が「義務化」となりました。
受講対象となる方は、なるべく早く建築物石綿含有建材調査者の講習を受けましょう。以下受講対象となる条件になります。

  1. 石綿作業主任者技能講習修了者
  2. 大学において、建築に関する課程を修めて卒業した後、建築に関して2年以上の実務経験を有する者
  3. 短期大学において、建築に関する課程を修めて卒業した後、建築に関して3年以上の実務経験を有する者
  4. 高等学校または中等教育学校において、建築に関する課程を修めて卒業した後、建築に関して、7年以上の実務経験を有する者
  5. 建築に関して11年以上の実務経験を有する者
  6. 特定化学物質等作業主任者技能講習を修了した者で、建築物石綿含有建材調査に関して5年以上の実務経験を有する者

注 )受講資格はこの他にも規定されています。詳細は、建築物石綿含有建材調査者講習登録規程第7条をご覧ください。

酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者

建築現場では、地下やピットでは必須の資格になります。

換気装置の設置や空気の測定装置の整備、作業者の指導や作業手順の確認、現場に応じて保護具の用意、作業方法の決定

酸素や硫化水素は目に見えてわからないため、油断・面倒に感じて濃度を測らず立ち入ってしまうと重大災害になってしまいます。酸素や硫化水素による災害はしばしば起きてしまっているので類似災害を起こさないためにもルールを守って確実な行動をしましょう。

資格取得の際は、実技もあります。私が受講した際は厳しめの指導でした。人の命に直結するためだと思いますが建設現場で働くには必須になってくるので取得するようにしましょう。

酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者も国家資格となります。

満18歳以上であれば受講する事ができます。

特別管理産業廃棄物管理責任者

事業場において特別管理産業廃棄物の管理全般に責任者として携わることができます。

細かな役割は事業所によって異なりますが、事業場における排出量や排出状況の把握、処理方法、処理計画の立案、保管状況の確認、委託業者の選定などの業務に携わることができます。

産廃は分別してリサイクルする事も大切なので混廃にしないようにしましょう。また、法律にも係っており環境トラブルを起こさないためにも知識として身につけておくべきだと思います。

1級建築士

一級建築士は難易度が高く、建築業界では最上位の資格になります。

他の資格とは勉強する量と難易度が圧倒的に違いますが、取得すれば一生重宝します。同業者や発注者、設計者、監理者、コンサルなど資格を持っていればそれだけで一目おかれるようになります。

名刺に書いてあるだけで信頼されたり、発言の重みもでてきます。

以上が施工管理をする上で取得した方がいい資格7選でした。

参考になれば幸いです。

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