プライマーの実績をもとに紹介 何を使えばいいのか、シーリングとの組合せ

施工関連
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こんにちは!せこかんくんです。

今回は、様々なところで使われるシーリングにおけるプライマーについて話をしようと思います。

この業界に入ってすぐは、みんながシール、シールと言っててシールを貼るの?て思ってました。

意識すると身近なところでもお風呂場やキッチン周りでも使われていることに気づきました。

プライマーって何?

プライマーとはシーリング工事においてシールをする前に目地部分に塗る材料です。

直接見えるわけではないので、地味かもしれませんがシーリングの防水性能を発揮するためにはとても大切な役割を担う材料です。

どんな効果、役割があるのか?4つの特徴

プライマーには意外と知られていない4つの特徴があります。

①シーリングと被着体の接着性(化学結合)の付与と向上です。

   シーリングとくっつける部分の接着剤のような役割です。

②表面が脆弱な被着体の表面強化

   表面がザラザラなものに塗って表面を強くします。(ALCパネル等)

③多孔質被着体の表面を被膜して、内部からのアルカリ等浸出の低減

   多孔質とは、いっぱい穴があいている材料で、モルタル・スレート・木材などです。

④シーリングまたは被着体からの可塑剤などの移行を防ぐ

   可塑剤とは、柔軟性をあたえたり、加工しやすくするために添加される物質

以上の①~④の役割を果たすためにシーリングと被着体の相性が大切です。

よく使う組み合わせはなにか?外装

プライマーの選定を間違えてしまうと、界面剝離可塑剤による目地の汚染が生じてしまいます。

私のおすすめを紹介します。おすすめとは言っても実績のあるものです。

Hamatite(横浜ゴムMBジャパン(株))の

 MS-2シーリングプライマー『NO.40』です。NO.18もあります。

 MS-2シーリング材は、『SC-MS2NB/SUPERⅡ』です。

用途は、金属CW/パネル目地(金属サンドイッチパネル除く)/

    コンクリート/PCa/ALC/ECP目地/新築・改修工事

    ※熱収縮が大きいものはNG

ペンギンシール(サンスター技研(株))の

 MS-2のMS-2シーリングプライマー『UM-2』です。

 シーリング材は、『ペンギンシールMS2500』です。

用途は、金属CW/パネル目地(金属サンドイッチパネル除く)/

    コンクリート/PCa/ALC/ECP目地/新築工事

    ※フッ素樹脂塗装接着性の確認が必要、UM-2は目地からはみ出すと黄色に変色

注意が必要なのは、石材目地です。ポリサルファイド系も含めて石材に使用した実績のあるものにしてください。

違う部材同士ではどうなるか?

異種部材取り合い目地では、両方の部材に対応できるプライマーを使用しなければいけません。

Hamatiteについては、『NO.18』又は『NO.40』『SC-MS2NB/SUPERⅡ』の組合せです。

ペンギンシールは、『UM-2』又は『SS-2』『ペンギンシールMS2500』、typeNS、typeNB

の組合せになります。

シーリングは色々な種類の材料があり、特徴など把握して覚えるのは難しいですよね、、

少しでも参考になれば幸いです。

 

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