DIYでも注意が必要、モルタルと洗い水の処理の仕方

施工関連

こんにちは!せこかんくんです。

今回は、建設現場でよく使用されるモルタルについてです。

モルタルとは

モルタルとは、セメント(石灰岩やけい石、粘土等)と水とを練り混ぜて作る材料のことです。

主に、仕上げ材躯体の調整など幅広い用途で使用されます。

ブロックやレンガを積む際にも接着剤のような役割で使用もされます。

塗り方によって色々な味が出せるためDIYでもよく使用されてます。個人で使用することもあるため処分の仕方を正しく理解する必要があります。

個人でモルタルを処理する際は、自治体に確認して適切に処理できるように紹介してもらいましょう。

洗い水そのまま流して大丈夫??

工事個人的に使用する場合でもセメントを含む材料や洗浄水、コンクリートカッターや斫りによって発生した水は強アルカリです。そして、固まる恐れもあります。少量でも注意が必要です。

工事現場で使用する際は、専用の洗い場を設けて適切に処理されたのちに下水へと放流します。

適切に、処理がされないと水質汚濁へとつながってしまいます。

法に触れてしまう危険性も

公共で使用されている排水管等に、モルタルの洗い水やモルタルが流入してしまうと近隣への影響が出てしまうのに加えて、詰まったモルタルを復旧するために莫大な費用がかかってしまいます。

さらに、法律に触れてしまう可能性も考えられます。

知りませんでした』は通用しないです。

水質汚濁関連の法律や項目

下記に記載したものが、水質汚濁に関わる法律です。

  • 条例(地方行政)
  • 瀬戸内海環境保全特別措置
  • 河川法
  • 下水道法
  • 海洋汚染等防止法
  • 水質汚濁防止法
  • 湖沼水質保全特別措置法
  • 廃棄物処理法

水質汚濁にあたる項目は下記です。

  • 懸濁物質・濁り(水性塗料の洗い水等)
  • pH(水素イオン濃度、アルカリ、酸)
  • 自然的な原因による汚濁

その他の法律にも…

産業廃棄物処理法不法投棄違反になる可能性もあり、罰則規定もあります。(液体は汚泥に該当)

企業であれば、社会的な信用を失う原因となってしまいます。

環境問題は、大きな問題へと発展してしまいます。

当たり前のように感じることかもしれませんが、実際に問題は何回も起きています。

モルタルは、再利用も可能な材料のため適切に処理がされれば、路盤材・骨材にもリサイクルが可能です。

近隣への迷惑や法律に触れないために、工事現場や個人的にモルタルを使用する場合は、事前に処理方法を決めておく必要があります。

ホームセンター等にも売られており、誰でも気軽に買えて便利なものですが、使用する際には最後まで考えておきましょう。

現場を管理する立場としてもとても大切なことです。

参考になれば幸いです。

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