こんにちは!せこかんくんです。
建築施工管理、現場監督って具体的に何をしてるのかを説明します。転職でやってみようか悩んでる方にもぜひ読んでいただきたいです。
1日のタイムスケジュール
まずは、1日の決まったルーティーンを紹介します。
8:00~ 朝礼
ラジオ体操からはじまり気持ちの良い朝がはじまります。
私が経験した現場では、最大で400人以上職人さんがいる現場もありました。
入社して1か月で朝礼をやるようになり、とても緊張したことを鮮明に覚えています。
11:30~ 昼の打ち合わせ
主に、次の日の作業内容・搬入車両の打ち合わせを職長さんたちと行います。
17:30~ 夕礼
昼の打ち合わせ以降の変更点や現場での問題点、先の工程の調整を元請で行います。
現場監督の主な仕事は、品質管理、コスト管理、工程管理、安全管理、環境管理です。
英語での頭文字を取ってQCDSEとよく言います。QCDSE+その他にも細かい業務があるので、膨大な業務量があります。すべて重要なことですが、中でも一番大切なのは安全管理です。
楽しい瞬間
私がこの仕事をしていて楽しいと思う瞬間をいくつか挙げます。
- 自分が計画した通りに施工ができたとき
- 自分が計画した工程通りに工事が進んだとき
- 職長さん、職人さんに頼りにされて、期待に応えられたとき
- 現場が竣工したとき
- 職人さんと他愛もない話をしているとき
細かく言っていくとまだまだ色々あります!施工した建物が半永久的に残り、数年たってから訪れても色々と当時の記憶が思い出されて面白いです。
辛かった記憶は、現場が終わるといつの間にか笑い話に変わり、楽しかったと感じるようになります。
ものづくりが好きな人は、建築の魅力にどっぷりと浸かっていくと思います。
大変だと言われる理由
現場監督の仕事は、3K(きつい、汚い、危険)と言われることもありますが、強ち間違いではないです。
精神的・身体的にきつかったり、埃やコンクリート、土、その他にも色々と汚くなることは多々あります。現場監督は、作業はしませんが若年社員のうちは作業せざるを得ない状況にもなってしまいます。
日中は現場に出て職人さんへ指示や状況確認、打ち合わせ、立会、検査などで忙しいことが多く、夕方以降は工程作成、計画書の作成、コスト関係をやることになりがちです。現場を駆けずり回っているので身体的に疲れた後に事務仕事が待っています。
残業時間が膨大になり自宅に帰れない日もありました。(今ではあまりいません。)
中堅社員・管理職になってくると責任が増えてくるので、身体的よりも精神的に疲れる機会が増えてきます。朝6時~23時半頃の終電まで働く限界管理職の方々を多く見てきました。
ただし、2024年から2025年現在までで、働き方改革が進んできていると感じます。特にここ数年の変化は大きく感じています。
会社や働く個人の意識に変化があり、業界として大きく変わろうとしているため今後どうなっていくか楽しみです。
現場監督が向いている人
現場監督に向いていると思う人は、
- コミュニケーション能力が高い人
- 前向きな人
- 理不尽に怒られてもあまり気にしない人
- 問題解決に向けて考えて行動ができる人
- 判断がはやいひと
ただし、未経験からやる方は向上心を持って、物事に対して考えるクセをつけていけば必然的に知識はついてくるので心配ありません。
特に、職人さんはその道を極めた方々なので学ぶことが多く、人としても尊敬できる方が多くいます。
若いころは、上司に怒られて、職人さんにも怒られて板挟み状態になりがちです。
加えて、膨大な業務量があるので精神的にやられてしまう人も多いです。
責任感がないのも問題ですが、責任感がありすぎても必要以上に自分自身を追い詰めてしまうので注意が必要です。
転職・就活を考えている方へ
建築の施工管理は奥が深く10年、20年経っても知らない物や工法、新しい機械などがあり更新されていきます。
ものづくりが好きな人や物事を突き詰めて考えることが好きな人にはぜひ建築の魅力を知っていただきたいです。
単品受注生産なので、現場ごとに施工の仕方や計画が違います。
そのため、自分で施工計画をして上手くいったときの爽快感はとてもあります。
会社によりますが、年収アップを狙える所は多いと思います。
資格をとれば手当てがある会社も一定数あるので1級施工管理技士・1級建築士が取得できればスキルアップにも繋がります。
最近では、女性の活躍も増えてきているので一昔前とは環境が全然違い、働きやすい環境になりつつあると感じています。
建てた建物が目に見えて達成感が味わえるのは、この仕事の良いところだと思います。
少しでも参考になれば幸いです。
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