マンション等の住宅で改修工事をする際の注意点・トラブル

施工関連

こんにちは!せこかんくんです。

今回は、マンションやアパートで改修工事を行う際の注意事項を説明します。

工事前には工事説明会を実施する

マンションやアパート等の集合住宅で工事をする際には、専門知識が無い入居者に対して入居者の方が工事について理解できるように説明する必要があります。

入居者の方の生活に影響がでる通行制限臭い採光通気性等を十分に理解してもらいましょう。

工事に協力的でない方もいると思うので、工事は管理組合、つまり入居者自身が発注したものであることを理解してもらうのも大切です。

工事内容説明会では、足場の組立イメージ、落下防止対策、使用するメッシュシート、養生方法など具体的に理解してもらえるように写真を使用するとイメージが理解しやすくなります。

事前に説明が必要になるもの

資材の搬出入資材やごみの仮置場や車両の搬出入方法
重機や電動工具の使用騒音、粉塵、振動の発生について
塗料等の有機溶剤の使用臭いの発生
火気の使用火災報知器の養生(停止)
作業中立入禁止や通行止めの計画
停電や断水
貴重品や什器の移動
養生範囲の周知
外部足場採光や換気の低下
圧迫感やプライバシー
第三者侵入の対策

工事を行っている最中にも、住民の方とのコミュニケーション工程の進捗についても適宜説明を行うと円滑に工事が進められるようになります。

工事をする前に、工事の計画や要望事項、影響を説明しておくと『こんなの聞いてない』『洗濯物が干せない』『換気ができない』『日中が暗くて電気代が余計にかかる』などのトラブルを避けることができます。

梅雨の時期だと換気ができないとカビが発生しやすくなったりします。

外部足場には第三者が侵入できないようにしておかないと、住宅への侵入リスクが上がってしまいます。足場を組み立てる際には、金属音が鳴り響くため近隣の方への周知、配慮も必要になります。

外部足場を使用しての作業中については、窓の外に作業員が見えてしまうことを伝えておく。

などの工事を行う上で発生しうるリスクを洗い出して、配慮することが大切です。

トラブルがおきてからの対処だと理解を得るのが大変だったり、工事がやりづらくなってしまいます。

まとめ

  • 具体的に工事の内容が理解できるように工事説明会を実施する。
  • 外部足場を設置する際は、プライバシーに配慮して作業日を明確にする。
  • 入室が必要な工事は、一方的でなく入居者に寄り添って希望日時で行うようにする。
  • 工事の進捗を適宜報告する。
  • 換気や採光が低下することを理解してもらう。
  • 臭いや振動、騒音が発生することを理解してもらう。

挨拶をしたり、ちょっとしたコミュニケーションをとることが大事です。

私自身もクレームを受けたことや配慮が足りなかったことは多々ありますが、日頃からコミュニケーションをとることで工事を円滑にしやすくなったことも多くあります。

リスクをよく考えて、洗い出し、自分が入居者の立場だったらと考えることが大切です。

少しでも参考になれば幸いです。

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