こんにちは! せこかんくんです。
建築工事現場でよく使用されるラフタークレーンについて解説します。
特徴
ラフタークレーンの特徴は、1つの運転室でクレーンの操作・車両の運転が可能です。
ラフテレーンクレーンとも言いますが、rough terrain crane 直訳すると粗い地形、不整地を意味しています。1つの運転席で、車両運転・クレーン操作ができます。
2軸4輪駆動式で、50tラフタークレーンは2軸があったのですが、現行は3軸です。
特殊車両通行許可証の規制が厳しくなってから、50t以上のラフタークレーンは2軸で作ることができなくなってしまいました。タイヤにかかる最大荷重が厳しくなってから、3軸や4軸が出てきました。
50tラフタークレーンを手配する際には、人によってブームの長さや車体の長さの認識が違うことが多いので狭小地など設置に制限されている場所では、クレーン会社含めてよく確認したほうがいいです。
資格・免許の種類
ラフタークレーンを運転・操作する際は、車両区分の運転資格を満たす免許・クレーンを操作するための資格の2種類が必要になってきます。
吊り上げ荷重による資格・免許区分
吊り上げ荷重0.5t~1t未満:移動式クレーンの運転の業務に係る特別教育
吊り上げ荷重1t~5t未満:小型移動式クレーン運転技能講習
吊り上げ荷重5t以上:移動式クレーン運転免許
意外と知らない似ているクレーンとの違い
ラフタークレーンに似たものに、オールテレーンクレーンというものがあります。
オールテレーンクレーンの大きく違うところは、道路を走行するための運転室・クレーンを操作する運転室がそれぞれ別にあります。
吊り上げ荷重は100tを超えるクレーンも多くラフタークレーンよりも大きいイメージがあります。
また、最高速度は70km程度で長距離を走るのに向いています。
その他に、似たクレーンとしてトラッククレーンというものがあります。
トラッククレーンもオールテレーンクレーンと同様に、道路走行用運転室・クレーン操作運転室の2つの運転室があります。
トラッククレーンは、高速走行が可能です。ラフタークレーンよりも最高時速も速く、80~90km程度まで走行が可能です。
1日の料金目安(オペレーター付)常傭
1日常傭で手配をしたときにかかる費用の目安として紹介します。
10~13tラフタークレーン 53,000
16tラフタークレーン 55,000
25tラフタークレーン 55,000
60tラフタークレーン 130,000
65tラフタークレーン 150,000
70tラフタークレーン 190,000
85tラフタークレーン 220,000
ウエイト回送費(60,000)やウエイト脱着作業費(50,000)
その他に、特殊車両通行許可証も3万円程度で申請してくれるところもあります。
手配する時に、注意してほしいことは25tラフタークレーンと60tラフタークレーンの金額です。
金額が倍以上になるため、クレーンの検討がとても大切です。若手の方だと上司に言われるがまま手配することもあると思いますがしっかり検討をして手配できるといいですね。
建設機械は色々な種類や特徴があるものが多いので、また紹介しようと思います。
ご参考になれば幸いです。
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